こんにちは、大工の内田浩史です。
伊勢崎市内で、11月から1ヶ月ちょっと土蔵の修繕工事を行っていました。
古い蔵なので、いつ建てられたかは定かではありませんが、明治時代の建築かな?私の曽祖父が棟梁だったかな?といった蔵でした。塗り壁部分は、雨等でだいぶ崩れていましたが、建物自体は、とてもしっかりとしていました。瓦もとても丁寧な仕事をしているとのことでした。(100年以上前なのに、あまりズレていない)
修繕工事の完成時です。工事を振り返ります!!
工事前の状況です。だいぶ崩れたり、瓦が落ちたりしております。
今回の修繕は、左官職人さんの工事がほとんどです。約1ヶ月塗りっぱなしです。でも昔と違って、土ではないので、セメント系なので、乾くのが早いので施工性がぜんぜん違います。
この部分が一番悪かったですね。
塗り重ねる間に、網等を入れていきます。
だいぶ形が戻ってきました。これで、けらばの瓦がのります。
下地の形が戻ってきたら、網のシートを全面に貼っていきます。またこの下地の上に塗り重ねます。何回塗ったんだろう??
今回の大工工事は、外壁のトタン張りの下地になります。庇も下地を新しく補修しました。
板金屋さんに、外壁のトタン張りと庇の屋根葺きをしてもらいました。
はい!!仕上がりの漆喰塗りです。白い(^^)/
きれいに塗りあがりました。雨樋も掛け直しました。
修繕完成です。11月は、雨が少なく温かい日が続きました。天候にも恵まれ、順調な工事でした。きれいに元通りになり、ほっとしています(^^♪